Vidyo®の特徴(1) – 多拠点接続技術

弊社が一次代理店として取り扱っておりますビデオ会議システム「Vidyo®」の技術的な特徴について数回にわたってご紹介致します。
このページでは、映像配信における多地点接続ついてを詳しくお伝えいたします。

この多拠点接続による配信を実現するにはいくつか方法がありますが、端末同士がすべての拠点とそれぞれ映像をやりとりするというような方法では、拠点数に限界が生じます。
そこで、各拠点の映像を中央で1つの映像にまとめ、拠点数の拡張を実現したのが、現在主流のMCU(Multipoint Control Unit: 多地点接続装置) でした。

MCUは、リアルタイムコミュニケーションにおいてボトルネックとなるいくつかの問題を抱えています。
MCUでは各拠点からの映像を中央で合成処理するため遅延が発生します。通常、300ミリ秒を越えると、コミュニケーションが難しくなると言われており、合成により画像の劣化は避けられません。
MCUでは非常に高価なハードウェアを使うことで遅延をできる限り少なくするようにしていますが、要求される画質の向上、拠点数の増加、次世代の高圧縮技術の実現など、MCUにかかる負荷はさらに高くなると言われています。

Vidyo® の創業チームは、早くからこのMCU の限界に気づいており、従来の概念を覆す新しいアーキテクチャを採用しました。それが特許技術の1つであるVidyoRouter です。
VidyoRouter™では、中央での合成処理を一切おこなわず、各参加者の映像をネットワークルーターのように他の参加者に転送します。そのため、中央での処理にかかる時間、処理の負荷は飛躍的に少なく、遅延や劣化を最小限に抑えることができます。この仕組みは画質の向上や拠点数の増加に影響を受けにくいなど様々なメリットがあります。