LoRaWANのフィールドテストを実施しました

当社では、IoTに対する取り組みとしてLoRaWANに関する評価・検討を以前から行っておりますが、その一環として、LoRaWANによる通信フィールドテストを実施いたしました。
このフィールドテストは、札幌から車を走らせること約1時間ほど離れた農業の盛んなエリアにて実施し、スマート農業分野におけるIoTを活用した農地の土壌状態の把握といった用途を想定して、センサーから基地局までどれくらいの距離で伝送が可能なのかを検証したものです。

今回のテストに使用した主な機器構成は以下の通りです。

●LoRaWAN基地局
●LoRaWAN伝送ユニット (当社製作)
●土壌センサー (国内メーカー製)
●データモニタリング用PCほか

なお、上記の土壌センサーでは、土壌の温度・湿度・PH値・EC値が測定可能となっており、取得したデータはLoRaWANの伝送ユニットを介して送信。このデータを基地局によって受信し、基地局に接続したPCによってモニタリングするという機器構成となっております。
また、今回のテストではLoRaWANの通信性能を検証することが最大の目的でしたので、土壌センサーの計測結果に大きな変化が生じないよう、鉢に入れた土をセンサーで測定することとしました。

一方、通信状態の検証については、通信場所・条件に変化を加えてテストすることとし、車で移動しながら基地局やセンサー側の設置ポイントを変え、電波の到達性や距離を確認・計測しています。

この日の検証の結果、土壌センサー(アンテナ地上高1.5m)と基地局(アンテナ地上高約2m)の間において、約8㎞の伝送が可能であることが確認できました。
さらに、標高100m程の丘の上に基地局を設置したところ、センサー~基地局間が約10㎞に離れても伝送が可能であることも確認できました。

LoRaWANによる通信は、少ない電力で遠距離の通信を実現することができ、機器・設備コストも比較的安価なことが特長ですが、今回の検証を通じて、このLoRaWANが非常にコストパフォーマンスに優れる通信手段であることが確認できました。
また、スマート農業の分野だけでなく、防災やみまもりといった様々な分野・用途での活用に対する可能性の高さも実感できました。

今後、当社では、農業資材も扱う北海道内の商社様と共同で、北海道内の実際の農地でのフィールドテストを実施する予定です。
その結果については、またこのメールマガジン・ウェブサイトでお知らせできると思いますので、どうぞお楽しみに。

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